初めて僕は息をする

重岡くんと小瀧くん

 

私の一番すきなジャニーズグループは、ジャニーズWESTです。

 

ジャニーズに興味のなかった私を、ジャニーズおたくの世界に引きずり込んだのは、ジャニーズWESTでした。

歌の上手なメンバーが多くて、歌番組で生歌パフォーマンスしてくれるところ、よくファンの意見に耳を傾けてくれるところ、どうしたらグループとして成功できるか真剣に考えていることが見ていて分かるところ、バラエティではメンバー全員が盛り上げ役としてファンを楽しませてくれるところ、そして何よりメンバーの仲がよくて、見ていて安心していられるところがとっても好きです。

 

ジャニーズWESTは、もともと7人でデビューするのでは?と言われていたにもかかわらず、デビュー発表当時のメンバーは4人で、グループ名もジャニーズWEST4でした。そこから、実際のデビューまでに3人を追加メンバーに迎え、7人で正式デビューすることができたという、なかなかドラマティックなストーリーを持ち合わせているグループだと思います。デビューしてからしばらくは、衣装やパート割りで4:3の格差があり、キスマイのようになるのでは?と言われていたようですが、いつのまにか、その格差も消えてなくなり、今では序列すらほとんどない平和なグループに見えます。

 

突然ですが、私がジャニーズWESTで一番すきなコンビは、重岡大毅くんと小瀧望くんのこたしげコンビです。こたしげは、デビュー当初の格差時代があったからこそ生まれた、幻のようなシンメだったのではないかなあ。

 

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2015年4月に放送されたゼウス出の新規が語ります。

 

こたしげには、ジュニア時代からのシンメがそれぞれいます。

重岡くんには神山くん。小瀧くんには藤井くん(通称ツインタワー)。今でもファンから人気のあるシンメですが、ジャニーズWESTがデビューしたとき、重岡くんのシンメにいたのは小瀧くんでした。

わたしのよくやる、検索をかけて当時のツイッター2ちゃんねるを振り返るやつ、をやってみたところ、「小瀧のシンメは藤井じゃなくなるの?」とか「重岡と小瀧が一般受けしそうだから、この二人で売り出すのか?」とか…やっぱり疑問の声が多かったように見えました。

今考えると、こたしげシンメの違和感は、好きな小説が実写映画化した途端、キャストの関係で主人公の恋人と脇役の恋人が入れ替わってたような感じなのかな…。それとも、乃木坂46において、白石麻衣ちゃんと西野七瀬ちゃんがシンメ、といわれたら違和感を感じるのに似ているのかなあ。売り出すためだけに組み合わされたコンビ、みたいな?

でも、ジュニアの頃を知らなかった私は、こたしげのシンメを普通に受け入れていて。

たしかに、7人でのデビューに至るまでを描いた「なにわ侍 ハローTOKYO!!」では、重岡くんが神山くんに「これは二人でかなえる夢や」と言うし、小瀧くんは藤井くんに「望をかなえるには、流れ星が必要なんや」と言うのです。それぞれのシンメの絆が描かれていて、ジュニアのころを知らなかった私でも、ああこういうことかって理解して。

それから、こたしげっていったい何なんだろうと考えてみたりしているのです。

 

それぞれ絆を描きたい、と思われるほどのシンメがいるのにもかかわらず、デビュー当初、ふたりでセンターに立っていたこたしげ。

もうこれはおたくの憶測にすぎないけれど、あのとき二人は同じ役割を担わされていたと思うし、それを果たしたから、今のジャニーズWESTがあるのではないかなあ。

グループ内で、二人は一番おちゃらけて(盛り上げて、というのとは違う意味で)、メンバーに甘えていたように、思うのです。私がリアルタイムで彼らを見ることをしはじめたのはパリピポくらいからだから、それより前のことは、DVDや動画で見て思ったことになってしまうけれど。

重岡くんが淳太くんに、小瀧くんは桐山くんに思いっきり絡みまくっていたように見えるし、もともと重岡くんと小瀧くんのことが実は苦手だったという濱田くんにも絡みまくって、信頼しきって。ジュニア時代はライバルだったお兄ちゃん組とすっかり打ち解けて…後輩だけどセンター、という難しい立ち位置なのに、メンバーにすごく愛されているこたしげはすごいなと今でも思います。

ファンの数も多いといわれている二人は、広告塔としての役割もきっと果たして、そして今の平等な、誰がセンターになっても争いのおこらなそうなジャニーズWESTが出来上がったのだと思います。

 

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デビュー曲のこのパート、すごくかわいかったなあ。

重岡くんはセンターなのに、シンメがいるというのも、4:3の格差があって、前列が偶数人だったからこそ、だろうし。格差のなくなった今、こたしげのシンメはほとんど見ることができなくなってしまって、ちょっと寂しいです。

 

わたし、こたしげの関係性が好きなんです。

普段は好き勝手おちゃらけている重岡くんは、小瀧くん相手になると、とってもお兄ちゃんになる。二人でサイクリングして鎌倉に行ったときもそうだったし、粉もんクエストのときもそう。「小瀧、大丈夫?頑張ろう」と励ますし、はしゃいで緊張をほぐしてあげたりしようとする…そんな重岡くんは、小瀧くん相手でしか見れなくて。

 

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そして、小瀧くんは、雑誌のインタビュー等を見てると、重岡くんのことをとっても尊敬しているようで…普段甘えん坊なのに態度のおおきい(褒め言葉)(とてもかわいい)小瀧くんが素直に「一番努力家だと思う」とか「センターを張り続けてるしげはすごい」とか「裏では苦労してたのこっそり見てた」とか言うのが意外で、新鮮に感じられて。

今では、もしかしたら、シンメというよりちょっとだけライバル的な構図にも見えるこたしげちゃん。今まで不動のセンターだった重岡くんの不動感は薄れつつあって。

重岡くん自身、ポジションにはあまりこだわってなくて、センターに適任なメンバーがいるならいつだって代わるといつも発信している人なので(私はセンターにいてほしいおたくなので、死んでも譲らんみたいな言葉を一度でいいから聞いてみたい)……もしかしたら、いつかその適任なメンバーが小瀧くんになるのかな、なんて、最近ぼんやり思っています。

モデルや俳優として、個人仕事も充実しているし、グラビアでセンターにいることも多いし。けれど、小瀧くんは重岡くんのことを「ほかのグループにはいないセンターらしくないセンター、そのおかげで話のネタにもできるし、このままでいてほしい」と評価してくれている…尊すぎる、小瀧くん。こんな二人がとっても好きです。

 

こたしげちゃんは歌声の相性もよくて、歌い方も歌声も似ているわけではないのに、二人のパートはとっても甘くて、かわいくて、アイドルっぽくて大好きです。格差時代に戻ってほしいわけでは決してなくて…けど、またこたしげシンメが見たいな、という気持ちです。

 

最後に、一番すきなこたしげ画像をはります。この一枚はばっちりこたしげの関係を表しているので大好きです。

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マイペースに歩いていく小瀧くんの肩を無理矢理くんで、グループの先頭に引っ張っていく重岡くんと、仕方ないなって顔しながら、素直に従順に一緒に走りはじめる小瀧くん。一度でいいから、二人でグループを引っ張ったあの瞬間を熱く対談で語ってくれ~~!(でもこの二人なのできっと熱く語らない。笑ってはしゃいで終わっちゃう。そんなところも大好きです。)