悔しくなるほどしあわせになれ
林真鳥くんが16年間のアイドル活動に区切りをつけて、関西ジャニーズジュニアを卒業した。
とても長いあいだ活動していた真鳥くんだから、私のような新規がなにを言っても薄っぺらく感じるけれど、自分の気持ちだから書き残すことにしました。
ジャニーズWESTを好きになってから、関ジュを知るようになって、はじめにかっこいいなと思ったのが、林真鳥くんでした。ただただ顔が好みだったから。この真鳥くんに惚れました。
見た目がチャラチャラしていたから、パリピお兄さんなのかと思いきや、驚くほどにパフォーマンスはザ・アイドルで、そのギャップも好きでした。とくに、歌うときに、少し上を向きがちなところが好きで、本人は悪い癖と言っていたけれど、ライトが当たった瞳がキラキラとしていて、超アイドルだなあ!と。
はじめは見た目しか知ろうとしていなくて、その後、康二くんにハマったのがきっかけで、関ジュを勉強して、もう少し真鳥くんのことを知って、余計に好きになった。順番をつけるなんておこがましいけれど、真鳥くんは、いわゆる私にとって関ジュ内の二推しでした。
真鳥くんのことを知ったとき、こんなにかっこいいのに、どうしてこんな扱いなの?!って驚きました。もともと48グループが好きだった私には、文一くんが卒業して、入所歴最長になった真鳥くんがそのことをアピールする場もなく、雑誌にもあまり呼ばれず、コンサートにも呼ばれず、な、48グループでいう「超絶干され」的な扱いがマジで不思議でした。しかもダンスも上手だし。この件は今も謎なままです。
というか、前に関ジュのことを調べたとき、funky8っていたよね?と思い出したのもこのときで、今は8人がバラバラになってるんだ…とびっくりしました。
さらにびっくりしたのは、真鳥くんが自分の恵まれない(のかは分からないけれど、私にはそう見えた)環境を逆にアピールしたり、自分はこんなに歴が長いんだ!とアピールすることもなく、いつも前向きな言葉を選ぶところです。
女の子のアイドルばかりを見てきた私には衝撃でした。そしてめちゃくちゃかっこいいと思った。
そんなときに真鳥くんのこのインタビューを見つけて、
真鳥くんは、雑誌で見る言葉も、ブログに書く言葉も、いつもハッピーでポジティブなものを選んでるような印象だったので、このインタビューはとても意外でした。
真鳥くんの、境遇に反して底抜けに明るい(ように見える)ところが好きだなって思っていたので、余計に胸がキュッとなりました。
なにわ男子ができたとき、真鳥くんがブログにfunky8の似顔絵を載せたのも胸がキュッとなった。真鳥くんは自分の居場所だったfunky8を本当に本当に本当に愛していたんだな、と感じられたから。
私が真鳥くんの情報を漁り始めたくらいのタイミングで、真鳥くんはコンサートに呼ばれるようになった。WESTのコンサートで見せてくれたgravityの真鳥くんが一番かっこいいと思っていたけれど、舞祭組の曲を龍太くん古謝くんと踊る真鳥くんはめちゃめちゃかわいく、缶10ダンスも好きだった。
この6人でいくのかなあ、と思った。のは束の間で、末澤くんとリチャードくんはAぇ!groupのメンバーに選ばれた。
どうなるんだろう、と思った。
真鳥くんは気がついたら海外に留学して、ダンスの勉強をしていた。今江くんや朝田くん、古謝くんが滝沢歌舞伎に出て、さらに二人は村上くんの舞台にも出演した。
途中、真鳥くんのダンス動画が流出したりした。どうなるのか分からなかった。だけど、直前の真鳥くんのブログの言葉だけを見て信じて待つことに決めた。毎日、情報が出ないかな〜と検索をかけまくりながら。
そして、4月11日が来た。
仕事のあと、帰り道、立ち止まって読んだ。新規のくせにちゃっかり泣いた。
真鳥くんが卒業発表をした。このことは、実は頭の中では少しでも予測できていたはずなのに、泣いた。16年も続けたアイドル活動。それを辞めて振付師へ、という決断はものすごい勇気が必要なのではないかと思ったから。
「自分の将来像や年齢諸々を考える度に」という言葉が生々しくて、同じ社会人として、分かるような気が一瞬だけしたけれど。でもやっぱり決して分からないものだなあ。
真鳥くん。勝手な私の妄想は、龍太くんが卒業した関ジュで、真鳥くんが30歳になるまでの1年間、最年長!っていじられて目立ってほしいなあなんてぼんやり思っていた。でもこんな妄想にはその先の未来がどうかなんて考えられていなくて。真鳥くんは自分の人生を考えて、もっと先の未来を見据えた決断をしたんだろうな。
今後の自分にワクワクすると書いてくれた。関ジュとして活動していた真鳥くんがこれまでどんな気持ちで活動してきたのか、分からないけれど、それでも振付師の未来がワクワクするものであるのなら、その決断は間違いないものなのだと思う。
「間違いなく全仕事がめちゃくちゃ楽しく、幸せな16年間でした」という言葉は、私が好きになった真鳥くんでしかなかった。なんでこんなにハッピーなオーラを出せるんだ!これから先、こんなにもステキな言葉たちを見ることができなくなることが寂しくて仕方ない。
もっとアイドル真鳥くんを見て知りたかったな、という気持ちが今は強いけれど、振付師真鳥くんのことも絶対に前向きに応援したいと思っています。
好きなアイドルが表舞台から去る、ということを初めて経験して(一応、徳永千奈美ちゃんはまだ去ってないよね?笑)、こんな気待ちになるんだなあ、と。真鳥くん、ありがとう。これからも応援させてください。またいつかその顔や言葉に出会えますように。真鳥くんの未来が、周りが悔しくなるほど幸せで明るいものになりますように。
まと古謝好きでした!