初めて僕は息をする

強き者よ

 

2020年2月7日、松井珠理奈ちゃんがSKE48を卒業することを発表しました。

 

発表しただけで、まだ卒業しないのだけど、気持ちを前に向かせるべく、私から珠理奈ちゃんへのラブコールを今綴っておきたい。

 

私が珠理奈ちゃんを好きになったきっかけは、2010年2月17日に発売された「桜の栞」だった。淡いピンクの振袖とふわふわの髪飾りがよく似合っていて、子犬のような顔の女の子だなあと思った。

 

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幼いながらも、アイドルらしからぬ正統派な美形顔がやけに印象に残った。

 

それまで、48グループに興味のなかった私が、48グループにはまるきっかけを作ってくれたのが珠理奈ちゃん。Berryz工房以外のアイドルに興味がなかった私を、アイドルの沼に沈めてくれたのも珠理奈ちゃん。

応援しはじめて10年という月日を長いと感じるかそうでないかはオタク次第だが、私は、とてもとても長かったな、こんなに長い間応援させてくれたんだな、と思う。

 

応援しはじめたときから、珠理奈ちゃんは誤解されることが多いアイドルだなと感じていた。

人気があることも感じつつ、それでもアンチの声が大きいと常に思っていた。たまにその声が大きすぎて、辛いと感じることもあった。珠理奈ちゃんはもっと辛いんだと思うと胸が痛かった。

珠理奈ちゃんを誤解しているのは「アンチ」だと私は思っているけれど、アンチからしたら、珠理奈ちゃんを誤解しているのは私たち「ファン」なのだろうな。そんなことを思うこともあるほど、応援している隣に、ずっとアンチの存在を感じていた。

私が誤解してろうがしてなかろうが、私は私から見えている珠理奈ちゃんのことが大好きだった。

 

実をいうと、私自身、応援しはじめた当初は、あまり愛嬌のない話し方をする珠理奈ちゃんのことを、キツい性格なのかな?と思っていた。どこが好きなの?と聞かれたら、「顔が好き」と言い切っていた。

けれど、年々柔らかい雰囲気になって、言葉もきつくなくなってきたと思うし、愛嬌のない、圧のある話し方をするのが=珠理奈ちゃんで、それもかわいいと思うようになった。

その話し方で損をしているように思うこともあったけれど、バラエティ等を見ているうちに話し方が原因なのではなく、そもそもバラエティ向きのアイドルではない、という結論にいたった(失礼)。

 

バラエティ番組で、笑い所のないガチ・真正面トークを圧のある話し方で披露する珠理奈ちゃんが最早愛おしかった。

バラエティも演技もどれも愛おしかったけれど、やっぱり私が一番魅力的に感じていたのは、音楽番組でパフォーマンスをする珠理奈ちゃんだった。

 

だから、SKE48からの卒業はとても寂しい。

 

珠理奈ちゃんが総選挙で1位になってから、おこがましいと思いながらも、1位になって珠理奈ちゃんは嬉しかっただろうか?幸せになれただろうか?と考えたことがある。

答えは、想像することもできないけれど、卒業をしたあとに、なのか、卒業をしたあとも、なのか。とにかく答えがYesであればいいなと思う。

 

何にせよ、前向きな卒業なのだ。

こんな暗い問いかけは似合わない門出。私からは、ただただ「ありがとう」の言葉しかない。

 

ここ最近は、ほかのアイドルを応援しはじめたこともあり、能動的に珠理奈ちゃんを見る機会が減っていた。その原因は、当然だけれども、決して珠理奈ちゃんにはない。

 

センターちゃん、ノブナガちゃん、えんぜるぱい、あひる口、大人水着デビュー、片思いFinally、おちょんぼ、JR、まりじゅり、やすじゅり、ゆあじゅり、JYURI-JYURI BABYはにかみロリーポップ、点滅フェロモン、ツイッター、インスタ、ぐぐたす、755、総選挙、緊急取調室、死幣、プロレス、ハリウッドJURINA、リップス、コロン、アイシテラブル!、オキドキ!、チョコの奴隷ごめんね、Summer、メガネ珠理奈ちゃんで紅白歌合戦、センチメンタルトレイン、SHOWROOM配信。

私をときめかせてくれたワードは数知れず。書ききれないし、残念ながら思い出しきれないくらいある。

 

珠理奈ちゃんが総選挙で1位になったとき、私は自分の誕生日よりも多くの「おめでとう」をもらった。

 

体調を崩し、入院したり休養したりしても、必ず笑顔で戻ってきてくれる珠理奈ちゃんが心配で、切なくて、本当に大好きでした。

だけど、ここ最近は戻ってきたあとの姿を見て、不安になることが増えていた。これまで表に出してこなかった運営との衝突が表に出始めたのもハラハラとした。もちろんどれも間違ってない。けど、これまでの珠理奈ちゃんらしくないと感じていた。

これからは堂々と、自分の生きやすい道を選んで欲しい。卒業は寂しいけれど、珠理奈ちゃんの笑顔を見ることが増えればいいなと願う。

 

これからもゆるりと珠理奈ちゃんのことは応援し続けたいと思う。きっと、いつまでも私にとっては「特別な女の子」だから。特異、稀有、非凡?そういった言葉がよく似合うと私は思う。こんなドラマチックなアイドル人生を歩んだアイドルは、なかなかいないだろう。

 

数年前、一度だけ握手をしてもらったことがある。意外なほどにとても冷静な印象で、まるでお姉ちゃんのようにあたたかくて優しかった。「応援ありがとう。また来てね」と言ってくれた。最初で最後の生珠理奈ちゃんでした、にならないように、最後のコンサート、観に行けたらいいな。

 

卒業後の未来は、今はまだ私には全く想像できない。でも、とにかく幸せになってほしい。これまで期待と重圧に耐え続けた珠理奈ちゃんが、自分らしく羽ばたいていく姿が見れるのは、まさしく「ファン冥利に尽きる」のだろう。これからもたくさんの笑顔が見れますように。

 

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